「SK∞ エスケーエイト」∞WEEK
スペシャルイベント EXTRA PART
朗読劇「SKATERS’ QUEST」
ナレーション
「ここは様々な種族が集う不思議な世界。神聖なる愛の妖精たちに守られ、皆、平和な日々を過ごしていました。しかしある時、突如現れた魔王の邪悪な力によって、魔物がはびこる恐怖の世界へと変わってしまったのです。そこに現れたのは、勇敢な一人の少年。これは魔王を倒す旅に出た、勇者MIYAとその仲間達の運命の物語――」
MIYA
「あーもう! 何だよさっきの変なゴブリン……『花を踏むなー!』っていきなり爆竹投げて来て……すっかり道に迷っちゃったじゃん!そう言えばさっきの村の道具屋がこの森には追剥ぎが出るって言ってたなあ。無駄な戦闘は嫌なんだけど……」
(ガサガサ!と、藪の揺れる音)
MIYA
「誰だ!?」
(シャキンと剣を抜く音)
「だあぁぁ! ちょっタンマ、タンマ!」
MIYA
「その出で立ち――この森の追剥ぎか?」
「追剥ぎぃ? そんなんじゃねーよ! 俺は暦ってんだ。ちょいと腕利きのシーフなんだぜ!」
MIYA
「シーフって盗賊じゃん! やっぱり追剥ぎだろ!」
(シャキンと剣突きつける音)
「いやそうじゃねぇって!」
(ひゅん、ドスッ!矢が放たれ刺さる音)
MIYA/暦
「わあぁぁ!?」
「誰だ! いきなり矢なんて撃って来たのは!?」
(ガサガサと、藪の揺れる音)
ランガ
「あれ? 人間?」
「いきなり矢で射るとか、当たったら死んでたぞ!?」
ランガ
「……もう……ダメだ……」
(バタッと倒れる音)
「おい! 大丈夫か!?」
MIYA
「モンスターにやられたの!?」
ランガ
「……いた」
「痛い? しっかりしろ!」
(ぐぅぅ、腹の音)
MIYA
「え?」
ランガ
「おなか……すいた……。赤い毛が見えたから赤毛の鹿だと思ったのに……」
MIYA
「お腹空かして倒れたんだね」
「びっくりさせやがって……」
MIYA
「日も暮れて来たし、僕はここで野宿しようかな」
(ぐうぅぅ~、更に大きな腹の音)
MIYA
「まぁ、ちょっとくらいならご飯分けてあげてもいいけど?」
ランガ
「えっ、いいの!?」
「しゃーねぇなぁ。俺もちょっとくらいなら、さっき仕留めた獣肉けものにく、分けてやってもいいぜ?」
ランガ
「ホント!? ありがとう二人共!」
ナレーション
「森で出会った三人が、野宿の為に火をおこし、食事を済ませた頃には、すっかり夜更けになっていました」
(焚火の音)
「ふう、食った食った~」
ランガ
「生き返った~」
MIYA
「ねぇ、その耳……もしかしてエルフ?」
ランガ
「うん。俺はエルフの国から来たランガ。アーチャーなんだ」
「へぇ! エルフの国ってどんなとこなんだ?」
ランガ
「うーんと……プーティンがおいしい」
「はあ? プーティン?」
ランガ
「Potatoを油で揚げてソースをかけた料理」
「へー、なんかうまそう!」
MIYA
「でも、エルフのランガがなんでこの国に?」
ランガ
「母さんが、たまには外で冒険でもしてきなさいって……」
「かわいい子には旅をさせろって言うもんな」
MIYA
「でも、さっき死にかけてたけど、これから一人で大丈夫なの?」
ランガ
「う……」
「コイツ、弓の腕は確かだし、ここにちっこい勇者もいるなら、ここは俺らで魔王倒しに行くっきゃなくね!?」
MIYA
「背はこれから伸びるんだよ! ……ふん。僕もパーティー探してたとこだし、仕方がないから付き合ってあげてもいいけど?」
ランガ
「行く!」
「おっしゃ! じゃあ俺達三人、今日からパーティだな!」
ランガ
「うん! よろしく」
MIYA
「邪魔はしないでよね。特にスライム!」
「誰がスライムだ! ったく素直じゃねぇ勇者だなー」
ナレーション
「こうして勇者MIYAは、シーフの暦、エルフのアーチャー、ランガとともに魔王の城へ向かう事になったのです」
MIYA
「やっと森を抜けたぁ~!」
ランガ
「すごいね。暦の案内通りだ」
「へへん。シーフの探索系スキル。この森のいくつかのルートは攻略済みだかんな。だてにシーフやってねーよ」
MIYA
「ふーん、少しはやるじゃん」
「きゃーーーっ!」
「悲鳴!?」
(鳥系モンスターの鳴き声)
ランガ
「女の人がモンスターに襲われてる!」
MIYA
「その人から離れろ!」
(シャキン、と剣の音)
(鳥の鳴き声と羽ばたく音)
「クソッ、逃げられた!」
MIYA
「にしても変わった種類のモンスターだったね……?」
ランガ
「怪我はないですか?」
「はい。危ない所を助けていただいて、ありがとうございます」
「(でれでれ)いえいえ! 大した事ないっス!」
MIYA
「スライムは何もしてないでしょ」
「やっぱり勇者様はお強いですわ♡ ――…(元の男声)さぞ良い装備品を身につけているのだろう?」
ランガ
「え?」
Cherry blossom
「AI忍法・妖怪変化の術!」
(ボフンと煙爆発の音)
暦/ランガ
「うわぁー!!」
MIYA
「二人とも大丈夫……って、スライムとトロル!?」
スライム暦
「ねばねば~!」
トロルランガ
「(以降カタコトで)ウホ」
MIYA
「(ショック)そんな……! 僕のせいだ……さっきスライムとか言っちゃったから……」
Cherry blossom
「いや俺だ。本人の属性に近いモンスターになる」
スライム暦
「(抗議)ねばねばぁー!」
トロルランガ
「(抗議)ウオウホ!」
MIYA
「お前、忍者! 女の人に化けてたのか」
Cherry blossom
「勇者か。俺は忍者Cherry blossom。このまま死にたくなければ金目かねめの物を置いて失せろ」
MIYA
「Cherry blossom……追剥ぎってお前の事だったのか……!」
Cherry blossom
「さっさとしろ。俺のカーラが帰りを待ってるんだ。……これで更に強力なCPUが手に入るぞ……フフフ♡」
MIYA
「(小声)暦、ランガ」
スライム暦
「(小声)ねばっ」
トロルランガ
「(小声)ウホッ」
MIYA
「最終コマンド――…、逃げる!!」
(ピューーン!と逃走の音)
Cherry blossom
「お前等! 逃がすか!」
(どぉおおおおん!と大きな地響きの音)
Cherry blossom
「この音は!」
MIYA
「地震!?」
ジョー
「はい、ストーップ!」
スライム暦
「ねばぁっ!?」
トロルランガ
「ウホッ!?」
ジョー
「そら、捕まえた」
MIYA/スライム暦/トロルランガ
「ぐ、ぐる〝じい!」
ジョー
「俺はミノタウロスのジョーだ。遠目に美女かと思って来てみれば、薫……お前かよ! まったく最悪だぜ……」
Cherry blossom
「虎次郎……! またお前か。そいつらは俺の獲物だぞ!」
ジョー
「俺のだ。お前等もアイツより俺に狩られる方がいいだろ?」
MIYA
「どっちも嫌だけど……」
スライム暦
「ねばぁ……」
MIYA
「確かにジョーの方がまだ話が通じるかも?」
トロルランガ
「ウホ」
ジョー
「ん~、スライムは珍味だし、トロルは煮込みが美味い。柔らかい肉質の子供はソテーで決まりだな♪」
MIYA/スライム暦/トロルランガ
「(恐怖)~~~~~!!!」
Cherry blossom
「脳筋タウロスに俺の獲物を横取りされてたまるか! カーラ! 黒蓮華くろれんげ地獄じごくき!」
(カーラの鳴き声。(鳥のSE))
MIYA
「あれは! さっきの変なモンスター!」
(ガスッガスッと鳥が何かをつつく音)
ジョー
「うわッ! 痛っ、痛てぇ! やめろバカガラス!」
Cherry blossom
「カラスじゃない、カーラだ! ドバカ!」
ジョー
「マヌケ忍者!」
Cherry blossom
「牛たんタウロス!」
ジョー
「誰が牛たんだ!」
Cherry blossom
「お前だウスノロバカ!」
スライム暦
「ねばぁ~?(なんだぁ?)」
トロルランガ
「ウホウホ(今だ)」
MIYA
「うん! 暦、ランガ、行くよ! コマンド――」
MIYA
「逃げる!」
ジョー
「あっコラッ!! お前ら!!」
(ピューン!と逃走の音)
(カーラの鳴き声)
Cherry blossom
「!……お前が邪魔したせいで逃げられただろうが牛ゴリラ!」
ジョー
「人のせいにすんな! そもそも女に化けたお前のせいだタヌキ忍者!」
Cherry blossom
「(しおらしく)確かにこのバカまでつられるのは俺の誤算だった。すまない……」
ジョー
「(拍子抜け)え? ……まーわかりゃいいけど……でもやっぱむかつくなコイツ」
Cherry blossom
「詫びにコイツをくれてやる。“AI忍法・緊縛の術”!」
(シュルシュルギュッと縄が巻き付く音)
ジョー
「グェーー!? しまるしまるしまるしまるア〝ーーッ!」
Cherry blossom
「妙な声をあげるな。牛は『モ~ゥ』だろうが」
ジョー
「『モ~~ゥ』 じゃねぇ! ほどけこのドS忍者!」
Cherry blossom
「暴れるな。締まり過ぎてハムみたいになってるぞ」
ジョー
「ぐぬぬ……こんな縄、引きちぎって……おい、その目はなんだ?」
Cherry blossom
「実に良い筋肉だと思ってな……」
ジョー
「は? か…薫……?」
Cherry blossom
「程よくのった脂とこの弾力。今日の夕餉ゆうげは……」
ジョー
「やめろ……来るな……」
Cherry blossom
「サーロインステーキだ♡」
ジョー
「来るんじゃねぇ~~ッ!」
愛抱夢
「忍者とミノタウロスから命からがら逃れた勇者達は、野を越え山を越え、そして、遂に魔王城を望む丘まで辿り着いたのです。(愛抱夢の声になって)ふふふふ……♡」
(風の音)
MIYA
「ここが魔王城……。ここまで来たらもう後には引けないよ!」
スライム暦
「ねばぁ!」
トロルランガ
「ウホッ」
Cherry blossom
「待ぁて、お前等!」
MIYA
「Cherry blossomとジョー! というかその跡何?」
ジョー
「ドS忍者に絞め殺されかけたんだよ!」
Cherry blossom
「どうせならこの牛ハムを魔王へのお中元にしてやろうと思ってな」
MIYA
「ドS……? ハム?? まあいいや。ここまで来たって事は二人共……」
ジョー
「魔王のヤローを倒す」
Cherry blossom
「当然だ」
ジョー
「しっかし、その魔王を倒そうって時に、スライムとトロルじゃあなぁ……」
スライム暦
「ねばぁ~(だよな~)」
トロルランガ
「ウホ~(よな~)」
MIYA
「あ、妙に馴染んでるから忘れてた。 Cherry blossom! 二人を元に戻してよ!」
Cherry blossom
「いや、本来、時間が経てば戻るハズなんだが……?」
  • 昼公演パターン・暦

  • 夜公演パターン・ランガ

(ボフンと戻る煙爆発の音)
ランガ
「おー、戻った……!」
Cherry blossom
「言った通りだろう」
スライム暦
「ねばぁ……ねばば……?(あのー俺は?)」
ランガ
「そんな。暦だけ戻ってない!?」
MIYA
「(ショックで)やっぱりそっちが本当の姿って事なんじゃ……」
スライム暦
「(抗議)ねばねばぁ! (自信無さげに)……ねばぁねば?(ちげーよ! ……ちげぇよな?)」
ジョー
「仕方ねぇな。ここは俺がひと肌脱いでやろう」
MIYA
「戻せるの!? ジョーお願い!」
ジョー
「いいか暦。お前には、筋肉が足りない」
スライム暦
「ねば!?」
ジョー
「ここにいる妖精たちに筋肉パワーを分けて貰うんだ!」
スライム暦
「ねばねばねばぁー?(筋肉パワー?)」
ジョー
「感じろ……みんなの筋肉パワーを……だってそうだろ? 筋肉は――…」
MIYA/ランガ
「裏切らない!!」
Cherry blossom
「帰っていいか?」
一同(暦以外)
「れーき、れーき(暦の名前を繰り返しコール)」
スライム暦
「ねばぁ―……ねばぁー……!」
ジョー
「キレてる! キレてるよ!」
MIYA
「よっ異世界一!」
ランガ
「Nice Bulk!」
(手拍子乗ってきたら、どんどん盛り上がっていく音)
スライム暦
「ねばぁーねばぁーーー!!」
ジョー
「甦れ! シックスパック!」
(ボフンと戻る煙爆発の音)
MIYA/ランガ
「やったぁ! 戻ったー!!」
「世界中のみんな、愛してるぅぅ!! 甦ったぜ、俺のシックスパーック!」
Cherry blossom
「元からないだろ」
ジョー
「言ったろ? 筋肉は全てを解決するって☆」
Cherry blossom
「言ってないが?」
ランガ
「やったな、暦!」
「みんなありがとな! よっしゃー! この勢いで魔王もぶっ飛ばしちまおうぜ!!」
MIYA/ランガ
「おーーー!」
愛抱夢
「こうして、勇者達は遂に、世界に立ちこめる恐怖の根源、魔王・愛抱夢のもとに辿り着いた。(徐々に本性が現れる)そう、まるで運命にいざなわれたかのように。(魔王愛抱夢の声になる)……ふふふ……ハーーッハッハッハ!」
(雷の音)
(雷の音)
「なんて禍々しいオーラだ……!」
MIYA
「あれが魔王・愛抱夢!」
ランガ
「そばにナーガもいる……勝てるのか……?」
Cherry blossom
「愛抱夢……ながきこの因縁、今こそ決着の時!」
ジョー
「目ぇ覚まさせてやるか!」
愛抱夢
「(独り言)ヤレヤレ。やっと戦えると思ったら子供の勇者にその仲間達か。つまらないなぁ~。ナーガの忠で充分……。だが、いる。いるね。気になるラブリーな君はランガ君と言ったかな? さぁおいで……僕の胸の中へ……♡」
MIYA
「相手は魔王。全力で一気にやるしかない! 行くよ!」
暦/ランガ/Cherry blossom/ジョー
「おう!」
ジョー
「悪いが美味しいトコロは先に貰うぜ♪ 最速の斧・シックスパックパワースライドぉぉ!!」
(斧の衝撃音)
Cherry blossom
「食らうがいい。AI忍法奥義・キックフリップ花鳥風月!!!」
(鳥の声とクナイの衝撃音)
ランガ
「行く! 白銀の弓・スノークリスタルショービット!!!」
(衝撃音と氷っぽいキラキラ音)
「やってやるぜ! シーフの秘法・クリムゾンファイアークラッカぁぁ!!!」
(炎の音と切り裂きの衝撃音)
「MIYA!」
暦/ランガ/Cherry blossom/ジョー
「行けぇーーーーー!!」
MIYA
「はぁぁー……勇者の一撃・ブレイブキャットテールストール!!!」
(剣で切り裂く音と大きな衝撃音)
愛抱夢(M)
「ふうん? 勇者も思ったよりやるじゃないか。けどまだまだつぼみ。成長が楽しみだ♪ それよりエルフのきみ、ランガ君。あぁ……来た来た来た! 君にキュ~ンとね。僕を倒したい? いいとも! 僕らの愛のカタチだね♡ ならばここは一旦退いて、君に花を持たせてあげるとしよう。ラブアゲイン、ランガ君♡」
(凄まじい風の音)
MIYA
「魔王が消えた……!?」
ランガ
「ナーガも……!」
「っつーか、魔王城がなくなってるぜ!」
Cherry blossom
「やったのか……? 本当に?」
ジョー
「ま、そういう事でいいんじゃないか?」
「って事は!」
ランガ
「うん!」
Cherry blossom/ジョー
「魔王を――」
MIYA/暦/ランガ
「倒したーーー!!」
(現実に戻りー…)
MIYA
「きのー、変な夢見たんだよね」
「夢ぇ?」
MIYA
「ランガはエルフのアーチャーで、チェリーは忍者」
「そのまんまじゃん!」
MIYA
「ジョーはミノタウロスで、シャドウは確か……(思い出して)ゴブリン」
「ギャハハハ! なぁ、俺は俺は!?」
MIYA
「ん~、シーフだったけどスライムになった」
「何だよそれ!?」
ランガ/MIYA
「あははは!」
MIYA
「ランガもトロルにされてたよ」
ランガ
「トロル?」
MIYA
「愛抱夢は魔王」
「うわっ、似合い過ぎて怖い」
MIYA
「一度は倒したと思ったんだけど、その後の冒険でもランガに付き纏って大変だった」
「アイツ、他人ひとの夢ん中でもそんな事してんのかよ」
ランガ
「へぇ~、俺もその夢見てみたい」
「やめとけ! トロルになっちゃうんだぞ!?」
ランガ
「そっか……スライムとトロルじゃスケート出来ない?」
「出来ねーだろ。……多分? っつーか! ゲームばっかやってるから変な夢見んだよ。さ! 今日は新しく出来たセクション制覇するまで終われねーからな!」
ランガ
「俺も行く!」
MIYA
「あっ、僕だって! スライムとトロルにはまけないんだからー!」
END
(ボフンと戻る煙爆発の音)
「よっしゃ、戻ったぁぁ!」
ジョー
「よし、これで……ん?」
トロルランガ
「(悲し気)ウホホォ……」
「おいおい。なんでランガは戻らねぇんだよ!?」
ジョー
「これはどういう事だぁ?」
Cherry blossom
「ふむ。考えられるとすれば、こいつは飢餓状態にあるという事だ」
MIYA
「つまりハラペコってコト?」
Cherry blossom
「そうだ。戻るだけのエネルギーが今のコイツには足りていない。今ならどんな禁止用語も言えるから言ってみろ」
トロルランガ
「ウホホ(うんこ)」
ジョー
「何となくわかるからやめろ」
「そんな……ずっと“ウホ”だけで生きていくしかないなんて……そんなのねーよ!!」
トロルランガ
「ウホォ……(悲)」
Cherry blossom
「今、飢餓状態を看破するには妖精たちの無限のエネルギーを集めるしかない」
「妖精たちのエネルギー?」
Cherry blossom
「心と体をとぎすまし、耳をかたむけろ……ここにいる幾億千の妖精たちの声に……」
トロルランガ
「ウホ……? ウホ……! ウホウホ!(聞こえる!)」
ジョー
「おお……! 俺らにも聞こえて来たぞ!」
MIYA
「こんなに沢山!」
「無限エネルギー!」
一同(ランガ以外)
「ラーンガ、ラーンガ(ランガの名前を繰り返しコール)」
トロルランガ
「ウホ! ウホウホ! ウホォ!!!」
(手拍子乗ってきたら、どんどん盛り上がっていく音)
トロルランガ
「ウッホホ~~!」
(ボフンと戻る煙爆発の音)
MIYA/暦
「やったぁ! 戻ったー!!」
ランガ
「お腹空いても『ウホ』しか言えなくてどうしようかと思ったけど、(客席に)みんなのお陰でお腹いっぱいになったよ。ありがとう!」
Cherry blossom
「さあ、魔王を倒しに行くぞ!」
MIYA/暦/ランガ
「おーーー!」
愛抱夢
「こうして、勇者達は遂に、世界に立ちこめる恐怖の根源、魔王・愛抱夢のもとに辿り着いた。(徐々に本性が現れる)そう、まるで運命にいざなわれたかのように。(魔王愛抱夢の声になる)……ふふふ……ハーーッハッハッハ!」
(雷の音)
(雷の音)
「なんて禍々しいオーラだ……!」
MIYA
「あれが魔王・愛抱夢!」
ランガ
「そばにナーガもいる……勝てるのか……?」
Cherry blossom
「愛抱夢……ながきこの因縁、今こそ決着の時!」
ジョー
「目ぇ覚まさせてやるか!」
愛抱夢
「(独り言)ヤレヤレ。やっと戦えると思ったら子供の勇者にその仲間達か。つまらないなぁ~。ナーガの忠で充分……。だが、いる。いるね。気になるラブリーな君はランガ君と言ったかな? さぁおいで……僕の胸の中へ……♡」
MIYA
「相手は魔王。全力で一気にやるしかない! 行くよ!」
暦/ランガ/Cherry blossom/ジョー
「おう!」
ジョー
「悪いが美味しいトコロは先に貰うぜ♪ 最速の斧・シックスパックパワースライドぉぉ!!」
(斧の衝撃音)
Cherry blossom
「食らうがいい。AI忍法奥義・キックフリップ花鳥風月!!!」
(鳥の声とクナイの衝撃音)
ランガ
「行く! 白銀の弓・スノークリスタルショービット!!!」
(衝撃音と氷っぽいキラキラ音)
「やってやるぜ! シーフの秘法・クリムゾンファイアークラッカぁぁ!!!」
(炎の音と切り裂きの衝撃音)
「MIYA!」
暦/ランガ/Cherry blossom/ジョー
「行けぇーーーーー!!」
MIYA
「はぁぁー……勇者の一撃・ブレイブキャットテールストール!!!」
(剣で切り裂く音と大きな衝撃音)
愛抱夢(M)
「ふうん? 勇者も思ったよりやるじゃないか。けどまだまだつぼみ。成長が楽しみだ♪ それよりエルフのきみ、ランガ君。あぁ……来た来た来た! 君にキュ~ンとね。僕を倒したい? いいとも! 僕らの愛のカタチだね♡ ならばここは一旦退いて、君に花を持たせてあげるとしよう。ラブアゲイン、ランガ君♡」
(凄まじい風の音)
MIYA
「魔王が消えた……!?」
ランガ
「ナーガも……!」
「っつーか、魔王城がなくなってるぜ!」
Cherry blossom
「やったのか……? 本当に?」
ジョー
「ま、そういう事でいいんじゃないか?」
「って事は!」
ランガ
「うん!」
Cherry blossom/ジョー
「魔王を――」
MIYA/暦/ランガ
「倒したーーー!!」
(現実に戻りー…)
MIYA
「きのー、変な夢見たんだよね」
「夢ぇ?」
MIYA
「ランガはエルフのアーチャーで、チェリーは忍者」
「そのまんまじゃん!」
MIYA
「ジョーはミノタウロスで、シャドウは確か……(思い出して)ゴブリン」
「ギャハハハ! なぁ、俺は俺は!?」
MIYA
「ん~、シーフだったけどスライムになった」
「何だよそれ!?」
ランガ/MIYA
「あははは!」
MIYA
「ランガもトロルにされてたよ」
ランガ
「トロル?」
MIYA
「愛抱夢は魔王」
「うわっ、似合い過ぎて怖い」
MIYA
「一度は倒したと思ったんだけど、その後の冒険でもランガに付き纏って大変だった」
「アイツ、他人ひとの夢ん中でもそんな事してんのかよ」
ランガ
「へぇ~、俺もその夢見てみたい」
「やめとけ! トロルになっちゃうんだぞ!?」
ランガ
「そっか……スライムとトロルじゃスケート出来ない?」
「出来ねーだろ。……多分? っつーか! ゲームばっかやってるから変な夢見んだよ。さ! 今日は新しく出来たセクション制覇するまで終われねーからな!」
ランガ
「俺も行く!」
MIYA
「あっ、僕だって! スライムとトロルにはまけないんだからー!」
END